プレゼンテーションのときは一般的にプロジェクターで資料を写しながら説明するため、発表用の資料を作成しなければなりません。
その際、長い時間をかけて資料を作成したにもかかわらず、発表する内容と資料にズレがあるなどやり直すこともあるのではないでしょうか。そこで、プレゼン資料を作成するときはコツをある程度把握しておくことが失敗しないためには大切です。
ということで、ここからは駄目なプレゼン資料の説明とプレゼン資料作成のコツをご紹介していきます。
1.駄目なプレゼン資料とは?文字の大きさや詰め込み過ぎに注意
多くのことをアピールしたいということで、1枚のスライドに文字をつい詰め込むことも多くあると思います。しかし、1枚のスライドに文字を詰め込み過ぎると資料自体が見にくくなってしまいます。
プレゼン資料で使う文字の大きさは、最低でも16ポイントに設定し重要な部分は20ポイント以上がおすすめです。スクリーン上の資料はプレゼンする会場によって見え方が変わるため、プレゼンの練習をするときは最も遠くの席で、視力が良くない方でも十分に見えるかをチェックしておきましょう。
プレゼン資料作成において文字の見やすさは最も基本的なポイントです。
また、文字が多過ぎると見えにくくなるので、十分に画面をチェックして、文字が多過ぎると思ったら文字を大胆に削減する必要があります。
また、プレゼン資料作成で使うフォントも注意しましょう。
脳科学的には、デザインによって生み出される感情とデザインの見やすさとは関連があり、一つの画面にフォントが3サイズ以上あるいは2種類以上あれば、これ以下のケースと比べて顕著に感情の関与が阻まれるということです。そのため、むやみに多くの文字のフォントのサイズと種類を使わないことが大切です。
プレゼン資料作成ではサンセリフ体やゴシック体など文字の癖があまりない1つあるいは2つのフォントを使うのがおすすめです。
2.プレゼン資料を作成するコツを伝授!
プレゼンでは最もアピールしたいメインメッセージがないと何をアピールしたいかが分からなくなります。
例えば、新しく販売するカメラをプレゼンするケースで説明します。
カメラを買いたいユーザーとしては、他社よりどのようなところが優れているかが最も知りたいと思います。
しかし、写真を撮るための機能が豊富に搭載されている、自社の従来の機種に比べて新しい機能があるなど、多くの機能を一度に説明をされても、ユーザーは混乱していまいます。
当然ですが、カメラの機能が豊富に搭載されていることを説明するのは大切です。
しかし、このような説明は基本的にメインメッセージをアピールするための脇役にすぎません。
では、メインメッセージとはどのようなものでしょうか?
メインメッセージは限られた時間で最もアピールしたいポイントになります。
メインメッセージは主に次のようなものが含まれます。
- ユーザーにとってのメリット
- 他社にないオリジナル性
例えばカメラの場合であれば、限られた時間において「機能が豊富に搭載されている」ということを説明する必要はないと思います。
その代わり、他社のカメラにはない自社のオリジナル性を説明すべきです。このようなことがプレゼン資料に含まれていれば強力な魅力があるメインメッセージになります。
3.まとめ
ここでは、駄目なプレゼン資料とプレゼン資料作成のコツについてご紹介しました。
プレゼン資料作成では、文字の見やすさが最も基本的なもので、むやみに多くのフォントのサイズと種類を使わないことが大切です。
プレゼン資料作成のコツは最もアピールしたいメインメッセージを含めることであり、メインメッセージがないと何をアピールしたいかが分からなくなります。
プレゼン資料を作成する際はやり直しになることもあると思いますが、ここでご紹介したような駄目なプレゼン資料とプレゼン資料作成のコツをしっかり認識して失敗のないように作成しましょう。